バクー
Baku
 


2016年6月16日05時30分、ヘイダルアリエフ国際空港に着きました。ハンガリー・ブダペストからのフライト時間はたったの2時間45分。爆睡するつもりが機内はお祭り騒ぎ。一睡も出来ずにやって来ました。詳しくはF1のページでヨーロッパGPををご覧下さいませ。

バスで市内に行き、そこから地下鉄に乗り継ぐ予定なので少しだけ換金しておきます。





如何にも産油国らしい空港であります。まあ見栄っ張りの極致なのだろうけど、石油が出なくなりつつある状況だそうで、このあとどうするん?





早速バクーカードを買い求めます。市内まではバスで数百円でした。





毎時00分と30分の1時間に2本運行しているなんて大ウソ。7時10分からずっと待っていたけど、7時30分はすっぽかし。誰もその理由を知らない。

まあ産油国の傲慢経営らしいと思いながら、08時発のが来たので乗ります。





結構立派なバスでした。これで市内まで20分程度で行ってくれます。でもF1で規制が多く、時には逆走もあった。





バクーの中心地28MAY駅前が終点。ここで荷物を受け取り地下鉄に乗り換えます。高層マンションが多く、石油で儲けているにしては地味です。





これが地下鉄28MAY駅の入り口。ここで手荷物検査を受けてバクーカードを再度買います。
空港では簡単に買えたのに、ここは要領が違います。

係りの方が来てくれアシストが入りましたが、1回券を買うつもりが10回券を買いやがった。産油国、人間まで滅茶苦茶。





さて2駅目の終点 Icheri Sheher駅に着きました。既にサーキットの内側に入っています。

鈴鹿で言えば、メインストレートから地下鉄に乗ってスプーンカーブの内側にある駅で降りて・・・みたいな感じ。

そして宿もこのスプーンカーブの内側にあり、そこまで石畳の道でスーツケースを転がしホテルにチェックインします。





早速バウチャーをチケットに交換するために、グランドスタンド横のショッピングセンターに向かいます。しかし、ここからが不便。

コースを跨ぐ橋が殆どなく、サーキット地図の内容と全く違います。流石は産油国。これまで石油で儲かって来たので、観光客をおもてなしする方法も知らないし、しかも特権階級の人間を最優先にし、観光客を踏みにじる有り様。

先が思いやられます。





遺跡の横もレースコースになっており、石畳だった道もレース用のアスファルト舗装に変わりました。





ハードロックカフェもご覧の通りエスケープゾーンの生贄に。





場所によっては既にフェンスにカバーがかけてあり、これでレースカーが全く見えなくなっています。チケットを買わないと全く見えない事を知った現地人も少なくなかったようです。マジか?どんだけ甘やかされて苦労しないで生きてきたんや。





フェンスにカバーが取り付けられていないとコースが丸見えですが、明日からの本番時にはカバーシートが張られる事でしょう。





右にレースコースがあるのですが、狭いっしょ。

このエスカレーターを使ってコースの奥に行くことが出来ます。





紆余曲折を経て、やっとショッピングセンターにやって来ました。建物に入る前に手荷物検査がありました。

ここで印刷しておいたバウチャーを出してチケットと交換しました。そして空港からGP関係者の誰に聞いても知らなかったピットウォークの開始時間と入場門の詳細を初めて教えてもらえました。なんと18時30分からです。まだ昼前です。





なので早速燃料補給が出来そうな所を探すと、最上階に11時から営業を始めたばかりのレストランがありました。早速どの様なビールがあるのかを聞くと、どこかで見た事のあるものが。

ピルスナービールだと聞いていたのでまさかと思ったのですが、出てきたのはEFESビールでした。そう2010年F1トルコGPやその後のトルコ周遊で飲んだものでした。

トルコは近いと言えば近いが、遠いと言えば遠いです。でもそれが一番冷えているとの事で注文すると、4年前は美味しくなかったのにこの日は暑くてめっちゃ旨かったです。





未だ時間があるのと、前日の早朝、06時02分発の列車に間に合う様に起きてから一睡もしていないので、倒れても意味がないので宿にて少し寝る事にしました。12時頃には部屋に入れると聞いていたので。

写真は数少ないレースコースを跨ぐ橋です。めっさ遠回りです。





歩行者天国も少なくなく、歴史を感じる事が出来る通りも沢山ありました。





宿には13時前に着いて部屋に入れました。早速風呂を浴びて寝ました。90分だけ。

ピットウォークが18時30分の開門なので、1時間前の17時30分にはグランドスタンド横の入口に並んでおこうと思い、逆算して宿を17時に出る事にしました。

写真は並んでいる時に付けてもらった腕輪。しかし、並んでいるとゴルフの電動カートがドレスやタキシードを着た人を乗せて強行運行をしてやがり、その度にピットウォーク待ちの列が乱されます。

この電動カートは一体何?

後で分かる事ですが、特権階級の招待客の送迎に使っており、その客の為にF1ファンが迷惑を被っていたのでした。そう観光客を大切にしない国なのです。





さて入場前からこの国の嫌な面を垣間見てしまったのですが、ゲートが開いて皆さんメインストレートを歩いてはります。

中には、こんな表情で自撮りをする坊やも。気合を入れ過ぎやろ。





いやぁ、2年前のF1オーストリアGPの時とは雲泥の差です。空いてますもん。しかし、ここを340キロで走る市街地サーキットって何者なんや。





振り返るとヒルトンホテルがそびえ立っていました。





皆さん慌てることなくピットレーンの出口に向かって歩いています。

走っている男性は何処のチームクルーなのでしょうか。





早速混み合わないピットウォークを楽しみましょう。ジェンソンのマシーンでんなぁ。





マクラーレンだけがタイヤ交換の練習をしてました。そうそう、小生も同じシャツを着ています。





ホンダエンジンが良くなっても、このチームは空力が弱いみたいですし。何とかならんのかいな。





ピットウォークはこんな感じで優雅に進んでいきます。





見落としがあると思い、もう一周する事にしました。





より人も減ってええ感じになりました。でも始まるの、遅すぎちゃうか。もう暗いぞ。





このホテルに泊まるとレースをチケット無しで観戦出来るんやろかぁ。ガラス張りで音が聞こえへんやろうなぁ。





流石に誰もいなくなってきました。あと20分ほどで終了のタイミングです。





無事に2周して、喉が渇いたのでグランドスタンド裏の広場に来てビールを飲んでいます。丸いのが椅子です。





2杯飲んで帰り道はカスピ海沿いに。炎の形をしたビル3つ。天然ガスが吹き出す炎と風の街であります。





途中自由席エリアに寄るとこの様なお立ち台が。
実はこれが自由席の高台。フェンス越しに時速300キロ超で通り過ぎるマシンをこの上から見る模様。





帰りはコンビニでビールや酒の肴、水などを買い求めに行きます。サーキットコースの内側にある噴水ですが、ここに市街地サーキットを造ろうと考えたデザイナーは、思い切ったことをしまんなぁ。





さて、2016年6月17日(金)になりました。この日からF1マシンが走り始めます。昼過ぎからの走行なので、朝まで冷蔵庫に入れておいたビールを鱈腹飲んで寝ました。

そしてGP2レースの甲高いエンジン音で目覚めます。
朝ご飯付きだったのに、昼前まで寝てしまいました。前の日が徹夜だったのに、ようやるオッサン。

所で写真はAZNEFTスタンドです。唯一マシンを正面から狙えるスタンドです。





へんな形!





そして翌日の6月18日(土)になりました。予選を撮っている時に左手が攣って、指が反り返る感覚を覚えました。栄養不足を悟り、写真右のアジアレストランで栄養を補給。

疲れているのだから宿に戻れば良いものを、そう言えば夜景を撮ってへんやンと思い、写真左手の階段を登り始めます。
フニクラ―(ケーブルカー)を使えば疲れないのに。






歩いて山頂を目指します。アホやね。





階段は延々と続き、数百段登ります。写真は中腹で撮ったもの。





交通量の多い道路に出てきたと思ったら、まだ階段があります。どうもあの上に展望台があるようです。物凄い数の車でした。





三脚を担いで登ります。




 
頂上広場に着きました。広場の奥に行くと大きな国旗が掲揚されています。流石に風の街バクー。めっさでっかい旗も棚引いてます。





流石は天然ガスの産出国。地面からガスが出ているなんて、羨ましいで。





頂上広場はこんな感じで賑わっています。カップルがいつもイチャイチャしてはるんやろうなぁ。





と思ったら急に花火が打ち上がりました。初めてのF1を祝っている様でした。





帰りもフニクラ―を使わずに歩いて数百段の階段を下りてきます。石油、まだ残ってるん?





F1を撮りまくってます。セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)





フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)





このレースで優勝し、今年限りで引退を表明したニコ・ロズベルグ。

本選終了後はコンビニで大量に仕入れ、部屋呑みで旅の完了に祝杯を上げました。アイスクリームも安くて美味し買ったです。毎回1リットルパックを買います。





さて2016年6月20日(月)になりました。一日でコース両脇のコンクリートウォールを撤去する事は不可能ですが、コースを歩く事は問題ない模様で、ずっと歩いていました。

これは地下鉄の途中駅。何度も利用しそこなっています。これの何処が地下鉄の入口ってか?しかも1か所しかないし。





28MAY駅周辺に出て来ました。観光客目当てのタクシーも暇そうです。写真は駅舎です。




 
ショッピングセンターに上ると広場が見渡せます。思ったほどゴミゴミとはしていません。まあ平日ですしね。

小生は休暇なので、ショッピングセンター内でビールを頂きクールダウン。特権階級を優遇し観光客を屁とも思っていない国には二度と来ないだろうと思いながら飲んでおりました。

6月1日から始まった長期休暇旅行の疲れを取るために早めに宿に戻る事にしました。





また地下鉄に乗り終点で下車。地下鉄10回券の内、4回しか使えませんでした。なんで10回券を買ってくれたんやろうか。

そして宿までこんな感じの通りを毎日歩いていました。

そして午前5時20分発のフランクフルト行きに乗るために、3時には空港に着いていたかったので、午前2時頃にチェックアウト。
タクシーを求めてレースコース沿いにスーツケースを転がし脱出。

車内で運転手と特権階級の事について話をすると、彼等は何とも思っていないみたい。でも観光客には悪影響だよと伝えお別れ。

2016年6月22日(水)07時20分に関西国際空港に入りました。今年は梅田の駅前地下街で一杯やって、ヨドバシカメラで必要な物を買って実家に帰宅。
















次ページへ





「旅の風景」に戻る






ホームページトップ「やる時はやりまっせ!」に戻る











inserted by FC2 system