2004年・日本


「日本3大車窓」だそうです。九州はJR肥薩線の大畑駅と矢岳駅間で見られます。





先ず一番最初に頂いたのが九州は熊本駅近くのラーメン屋「黒亭」であります。
意気なり今迄食べた事も無い味と遭遇し、このJR乗り放題旅行は一体どうなってしまうのか、先行きが大変不安になりました(笑)。
店のスタッフは皆女性で、近くに住んでいる人のように見えました。お会計には必ずおかみさんが何処からでも現れてきます。大変美味しかったです。
鹿児島中央駅を出て、正面のビル地下へ向かうとラーメン屋「さつま」があります。時間が無いので駅前店にしましたが、それがそれが大変美味しかったです。沢山の野菜を見ながら、「やはり野菜を食べないといけませんね」と思いました。
これから何杯もラーメンを食べるので不安になっているのである(笑)。
急いで鹿児島中央駅に戻り、かねてから狙っていた駅構内の焼酎バー「アミュータス」へ直行。でも駅が余りにも大きくなっているので、場所が特定出来ずに、新幹線つばめの出発時間が迫ってきました。
200種類ものなかから選ぶのは至難の技。やはりカウンターマンに選んでもらいました。その選ばれた焼酎が写真中央の「一人蔵」。
時間が無いので、紙コップにロックで入れてもらい、ふたをしてもらって新幹線の座席で頂きました。美味かった。
「関あじ」です。大分駅から南へ6つ目の駅「幸崎」で大分バスに乗り向かいます。その先には豊後水道があり、ここの荒波にもまれたアジやサバを「関もの」というそうです。
これを昼間から頂いた訳ですが、歯ごたえがあって、定食でご飯として食べるより、夜に酒の肴として頂いた方が良かったと思いました。
こちらは南久留米駅から直ぐにあるラーメン屋「南京千両」で頂いたものです。2003年に寄らせて頂いた時は「臨時休業」でした。やっと巡り会えた訳です。
久留米独特のトンコツの臭みが何とも言えない味わいを出してくれて、結構衝撃でっせ。
さて九州を離れて四国です。今年は過密行程に拍車が掛り、朝6時から営業している店を選択。坂出と高松の間にあるセルフの店「まるや」さんにしてみました。麺はご主人の努力の賜物らしく、やはり美味しかったです。写真は2玉ぶっ掛け冷です。
ちなみに現在は営業時間が午前7時30分頃かららしく、結局うどんは、この店でしか食べられませんでした。
さて山陰まで来ました。写真は出雲市駅近くの蕎麦店「羽根屋」さんの3段割子そばです。大正天皇が寄られた店だと聞いています。この数年で初めての蕎麦です。一体どの様な味かといいますと、結構好きなタイプでした。歯応えもしっかりとしていて、大変美味しかったです。
お腹が一杯になるまで食べていたかったですが、直ぐに駅に戻らなければなりませんでした。
再び九州へ戻り、小倉駅で狙いを定めていた筑豊ラーメン「山小屋」です。九州の添乗員さんからの情報の通り、このトンコツが一番小生にあっていると思います。
替え玉を頼む間もなく、たった25分間の乗り継ぎで頂きました。次回は沢山食べたいと思います。
喜多方!
今回の優勝はこのラーメンでした。JR喜多方駅から北へ徒歩12分ほどで「坂内食堂」へ辿り着きます。
他のラーメン店と同じように、基本的なラーメン単品を頼んだら良かったのですが、店内に入る途端、その考えを変更する事にしました。
実はお客さんの多くが家族連れで、お子さんもラーメンをペロ!っと食べているのです。迷わず「肉そばの大盛り」を頼んで950円を払いました。
美味かった。
一気に北上して八戸まで来ました。今回はこの街で海のものを頂こうと居酒屋「禄文銭」にお邪魔しました。左が「活たこ」で右が「ひらまさ」の刺身です。
非常にお安いので不安になりますが、仕入れは確かなようです。
それと八戸もイカで有名です。文句無しでイカソーメンを注文。お陰で最初に注文した2合の冷酒がすすんで、途中でなくなってしまいました。
さて新規に注文・・・とも考えたのですが、店の前にあった「みろく横丁」に出撃して、八戸ラーメンを頂く事にしました。
八戸「みろく横丁」には、沢山の小型屋台が出店しており、その中から「味のめん匠」さんで八戸ラーメンを頂きました。
透き通った出汁は魚の香り満載で、麺は結構小生好み。縮れで歯応えもプチプチ。美味しかったです。
北海道に上陸です。函館駅に午後9時54分に到着する特急に乗っていたのですが、どうしても食べたかったラーメン屋がここ「滋養軒」です。閉店時間が午後10時だったのです。写真は定番の塩ラーメン。
特急の車内から電話を入れ「何とか塩ラーメンを食べさせて欲しい」と言ったら、店を閉めないで待っていてくれました。
根室に着いて、早速待望の回転寿司店「花まる本店」へ。8ヶ月前、札幌店での感動を再び求めていった訳ですが、真っ昼間から地酒「北の勝」を頂いてしまいました。美味しかった。
ニュージーランドでは滅多に生のイカを食べられない事もあり、日本に帰省するととにかく沢山食べてしまうのが、このイカ。この回転寿司屋の何がすごいかというと、このイカの新鮮度がピカイチ。
結局翌日、札幌ステラ店にも再度お邪魔してしまいました。
根室駅から回転寿司屋を経由し、本州最東端の駅までは、途中で知り合った「昔の娘さん」と一緒。近道を教えてもらい、根室駅一つ手前の事実上の最東端の駅、東根室駅にたどり着けました。
最悪は線路の上を歩いてやろうと思っていましたが、なんとかなりました。
去年2003年にお邪魔する予定だった納沙布岬です。その時は十勝沖地震の影響で道東まで進めなかったのです。少し霞んでいましたが、北方領土が見えました。国境でもめる事程、子供じみたバカな話はないと思います。
岬訪問後は銭湯で一風呂。今回は根室市内の居酒屋「俺ん家」でサンマの刺身を頂きました。口の中でとろけていくのには驚きました。
NHKの朝の連続テレビ小説のロケ地となった留萌本線の明日萌(あしもい)駅こと恵比島駅です。今回の旅の最大の目的である蒸気機関車すずらん号の撮影にやってきました。小生はすずらんという番組は知らないのだが、未だに撮影セットが駅前に残っており、かなりの観光客が楽しんでいるようだった。
銀河流星の滝です。駐車場からは、この2つの滝を同時に眺めることが出来ないので、滝に向かって反対側にある、双瀑台へ登りました。所用時間20分と書いてあるので、かなり覚悟が必要でしたが、実際には9分強で展望台に着きました。
今回のグルメツアーの最後になってしまったのが、旭川駅前のラーメン屋「梅光軒 」です。しょうゆを頂いたのですが、やはり出汁が沢山出ており、さすがにうなづく程でした。ただ印象が残らないのは、何倍でも食べられる証拠かも。


編集後記
今回も台風6号という第一級の天災に襲われ、締めくくりの「鯨の尾の身」「マグロ」を紀伊勝浦で頂けませんでした。台風は2004年6月21日朝9時頃に四国は室戸市付近に上陸し、紀伊地方を暴風に巻き込みながら北上を続けました。
名古屋駅に着いた時点で、乗車予定だったワイドビュー南紀5号は既に運休が決まっており、途方に暮れている間に、米原/京都間の新幹線線路上に巨大な飛来物が落下。上下線の送電線を切断し、小生の名古屋7時間小旅行が始まりました。
在来線も殆ど動かず、北陸にも抜けられないでいたのです。

ラーメンはやはり好みが分かれます。優勝の喜多方「坂内食堂」は小生の大好きなチャーシューに、シコシコのモチモチ麺、そして薄く見えるのだが実際はトンコツ味のスープに軍配を挙げました。再び食べたいと思える味でした。










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