中国・広州

欧州への経由地に向けて


2015年5月28日(木)の夕方、心配された冬型の気圧配置は全くなく、空港滑走路への積雪等もなく、心に余裕を持ちながら例の如く「徹夜で荷詰め」を完了。空港に向うまで一睡もせず、ボーっとした状態でAKLオークランドまでの国内線ジェットスターにチェックイン。

荷物も3週間の旅にしては小さく、欧州の鉄道でも頭上の荷物棚に載せられるコンパクトさ。しかし、その中にはルマン24時間レースで使う望遠レンズも入れてあり、故障してた天体改造のデジタル一眼も含まれている状態。

晴天の中での離陸となりました。ご覧の通り、天候は快晴。エアバス320型機も輝いています。こういう日は露出をややアンダーで撮るのが格好ええです。1時間50分のフライトで18時にはAKLに着いていました。

広州便の出発まであと4時間。早速、休暇ですのでビールを飲み始めましたが、幾らAKLが暖かいと言えども季節は冬なので、まだ「ブハー」って感じで連続飲みではありません。

さあ、中国南部の街、広州を目指して国際線の1本目に乗ります。




AKL発CAN広州行きは中国南方航空のボーイング777型機。D席確保で隣は空席。好スタートを切りましたが、それ以降の7便は全て満席で大変でした。
SONYサイバーショットRX100M2を胸ポケットに忍ばせ、とりあえず中国機の食事とやらを撮ってみましたが、どう見ても中華料理からは程遠い内容でした。一言で言えば中途半端。なので、お味も中途半端な感じ。

クロワッサンに「ヘビーなこてこて料理」は如何なものかと。恐らく機内食担当の方が血迷っていると思われます。結局この会社のフライトを6回経験しますが、毎回???でした。



 

2015年5月29日(金)の午前5時過ぎ、予定よりも45分程度も早くにエプロンに着き、その後は中国南方航空のイベントに参加して市内に繰り出します。
イベントとは広州空港での乗り換え時間が長い旅客に無料で空港近隣のホテルを予約してくれたり、それが不要の方は広州市地下鉄一日券、観光名所2ヶ所の無料入場券等をくれると言うもの。

小生の乗り継ぎ時間はなんと18時間。朝6時に着いて、フランス・パリ便の出発が24時過ぎなので、ガッツりと観光することにしていました。しかし、このイベントの受付カウンターをたらい回しにされ、結局国内線チェックインカウンターまで来ることに。彼らのサイトには「乗り換えカウンターにて」と書いてあるのに、何のことは無い入国後に空港最上階まで登ってこなければならず、荷物もあるし、スタッフは全くこのサービスを知らないし。

大した飛行機会社ではないと判断しました。

写真左上がチェックインカウンター。入国して直ぐに地下鉄に乗るつもりが、最上階まで荷物を持っての移動。しかもたらい回しで、スタッフも何処に行けばよいのか案内出来なかったのであります。残りは地下鉄の現在の終点である空港南駅です。近代的で驚きました。でもファッションがね。まだまだやね。




約1時間後の午前9時過ぎ。予約しておいた市内ホテル「東亜大酒店」に到着。空き部屋にディユース(日中だけ使うこと)でOKが出てチェックイン。早速シャワー!何故って、山が真っ白のNZ南島から気温既に29度の広州へ来たので、早速汗だくであります。空港で半袖半パンに着替えておりますが、早速お着替えであります。

ホテルは珠江という大きな川の近くで、そこから観光に出かけました。地下鉄駅は一コ路という駅です。




最初の目的地である茘湾湖公園に向けて地下鉄を3駅進み、タオルで汗を拭きながら歩いて辿り着きました。晴れているのにPM2.5で霞んでいるのでしょう、太陽が何処あるかも分からず、方角が全く分からなくなる始末。

近くのにーちゃんに公園の方角だけ聞こうと思ったら、大通りまで案内してくれました。稀な存在だとは思いますが、この様な男性も中国にはおられます。お陰様で公園に辿り着けました。


野外カラオケ、野外太極拳、野外蹴鞠など、何でもありました。カラオケは例の甲高い歌でした。年齢層は高く、私(50歳)でも不似合いな感じでした。




早速、現地で流行っているグルメに伺いました。映像で見たのとは全く違う店構えに変わっており、料金も2倍ほどになっていましたが、それでもこのセットで380円程度。

庶民の食堂「味先腸粉」店で頂きました。何の料理かと言うと「蒸した春巻き」と考えて下さい。具は肉から魚、えび等から選べます。そして原住民は写真右手のお粥を一緒に食べるのだそうです。小生も皆に習って注文してみました。おいしかったです。

ちなみに腸粉と言っても、動物の小腸を使っているのでは無く、これお米の粉です。透明でトロトロで、食欲も出ます。



 
 

さて住民食で元気になり、次の「陳氏書院」を目指して長寿路駅に向かい、そこから一駅だけ乗って陳家祠駅にて下車。観光名所に向いました。入場料金が10元と書いてありました。1元=20円なので200円になります。

ご覧の通り屋根の上に沢山のデコレーションがあり、屋根も重そうです。入場前に早速水分補給をと考え、なんと自動販売機にて紅茶を購入。中国はもう近代化が進んでいます。

ここからSONYのアクションカムを使った動画撮影も始めましたが、それにしても気温が30度を楽に超えていますので身体に堪えます。



 

実はもう一つの観光入場券があったのですが、時間がないと判断し、繁華街に行ってみることにしました。場所は地下鉄に乗って2つ目の公園前駅で下車。暫く東に向って歩くと「北京路」という若者の集まる歩行者天国にやって来ます。

お気付きですか、そうUNIQLOがあるんです。ここ広州にはユニクロが何店もあるそうで、この北京路店にも入ってみましたが、なんと日本の価格よりも高く、迷彩カラーの半パンを買うのを断念しました。日本だと定価で2980円なのに、ここだと300元。そう6千円もするんです。

ただ、この判断が後で間違えだと言う事になります。実は今回欧州2週間の滞在で、なんとズボンを2枚も破棄することになってしまうのです。そう股間から破れてしまうのです。長ズボンも・・・。

それにしても広州は都会です。




歩行者天国の端でなんと回転寿司店に入り、冷えひえのスーパードライを2杯も飲み、少し寿司をつまんでみましたが、このスーパードライの美味い事美味いこと。欧州のビールを飲む前に生き返りました。

そして一度宿に戻りシャワーの2回目をと思う前に、地下鉄の駅からホテルまでの350メールの間にある乾物の卸通りの写真を並べてみます。写真でも映像でも分かりませんが、実は物凄い海産物乾物の匂いが漂っています。

干し貝柱、干しあわびなんかは当たり前。干したもので賑わっていました。



 

そして夕暮れになったので再出動。ロケハンも何も無く、この広州塔の高さと川幅から、下流の橋の上からの撮影を決意。地下鉄を乗り換えて、そして12個目の猟徳駅で降り、あといは動物的勘で川を目指します。

猟徳大道という南北に走る太い道路が珠江という川に架かる橋にやってきました。すると既に同業者が5、6名もいるではありませんか。デジタル一眼カメラの普及率に驚きました。皆、三脚も構えています。しかもハーフNDフィルターとか駆使している方もおられ驚きました。小生は相変わらずCPLフィルターですが、日没地点との角度が悪く、余り関係ありません。

というよりPM2.5の影響で空は霞みまくりです。背景が青くなることは全くありませんでした。本当はもっと真っ暗になるまでいたかったのですが、流石にパリ行きに向けて3回目のシャワーと荷詰めがあり、早々に引き上げました。

そしてパリ便が予定通りプッシュバックしていきました。ああ、暑かった。








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