上海
 
カメラ: SONY α7RⅢ 、 レンズ: CANON EF16-35mm F4L IS USM
マウントアダプター: メタボーンズ社スマートアダプターⅣ、 三脚: SLIK マスターⅢ+自由雲台ベルボンQHD-73




 
2018年は4月に海外に出るという、いつもと違う季節に国際線の飛行機に乗る事になりましたが、いつかはF-1中国グランプリのK席を広く使った撮影をしたいと思っていたことが現実になる日がやってきました。ついでに国民の生活ぶりなども見たかったので、良い機会になりました。

写真は豫園(よえん)という、昔の中国らしい建造物が集まっている場所が宿から1キロ強なんて近さにあり、歩いても15分程度でした。

なんだか雅な感じでんなぁ。





ホテルから地下鉄豫園駅を通過して、後は看板に沿って進むと、500メートルほどで北側入口に来ます。

小雨が降っていましたが、三脚を立てる頃には止み、早速新しいカメラ、SONY α7RⅢを取り出します。レンズはグウタラこいてCANON EF16-35mmF4L IS USMを使います。
星の撮影時は単焦点レンズを使いますが、ここは観光中という事でご勘弁を。

中国国内の観光客だと思いますが、やはり団体行動がお好きでないのか、同じ団体客なのに思い思いの行動を取り、添乗員らしき人が大変困っている様が見受けられました。

ISOは極限まで下げて50、絞りはF8で、あとは露出時間を変えながら数枚ずつ撮っていきます。




 
 
九曲橋というギザギザの直角通路に入っていきます。

左手に緑波廊、右手は中州にある湖心亭。




 
ジグザグの橋を数歩ずつ進んでは、皆様の邪魔にならない場所とタイミングを見計らって三脚を立てて撮ります。本当はピクセルシフトマルチ撮影をしたかったのですが、湖面に木々、そして人々も動くので止めました。

右手に挹秀楼。




 
勉強不足が否めませんが、中国四千年の歴史で雅な時代は、日本のそれと規模が違ったみたいですね。




 
橋を渡り切り広場に出てきましたが、これまでに小生と同様にデジタル一眼に三脚という伊手達をした方は誰もおらず、中国でのデジタル一眼普及率はまだまだだと思いました。

スマホではこのレベルの写真は「まだ」撮れないので、暫くは重い機材を背負っての撮影が続きそうです。そうこうしている間にあの世に召されても何も不思議ではありませんがね。




 
南下を続けてアーケードをくぐります。

豚まんの店からどんどん遠ざかります(涙)。




 
中心広場に出てきます。こんな建造物がずっと続きます。

そろそろ南翔饅頭店で豚まんをと思ったのですが、一番最初に訪れた場所での撮影が物足りなくて戻る事にしました。
食欲よりも撮影が勝ってしまいます。




 
ここの景色は左右に少し移動するだけで雰囲気の違う写真になってしまいます。
困った困った。




 
そして時間は21時53分を過ぎました。饅頭店の閉店まで7分もあるので、さっさと撤収して・・・と思ったら、奥の広場から大きな声が聞こえて来ます。

どうも強制退去を命じられている模様なのです。女性のキャキャっという声が聞こえており、軍隊が小生の場所に来るのも時間の問題だと悟り、三脚を収納する間もなく公園内から追い出されてしまいました。
時間は22時丁度です。

中国という国は、どうも物事の終わりを強制する国の様です。

F1でも金曜日の夕方にスタンドから強制退去させられるし、そして土曜の夜もこれですもん。なんちゅう国やと思いましたね。

結局、今回のハイライトの一つである豚まんを食べることが出来ませんでした。あらら。




 
そして日付は2018年4月15日(日)に変わってます。

F-1の撮影では2つのカメラで数万枚を撮り、今回もまあまあの達成感ありけり。まあビヴを付けての専門のカメラマンならもっとええ場所でええ写真が撮れるでしょうが、まあそこまでしなくてもサーキットと撮影場所を吟味すればF1の写真は撮れまっせ。

さて、そのF1決勝の夜ですが、予定撮影場所は2か所。1つがここ。真横に黄浦江という大河があり、その向こう岸にはご覧の通りの高層ビル群。
ここ20年で建てられたものらしく、20年前の写真と比べると、一体何が起こったのかと思わせるほど。

中国の発展速度は逆に早すぎて怖いくらい。




 
川岸の手すり直前で撮っています。もちろんISOを下げてF8まで絞っての長時間露光。長辺8千ピクセルもある写真です。まだ暫くはスマホで撮る写真よりも高解像です。




 
徐々に徒歩で南下しながら撮っています。

最後は対岸にフェリーで渡って、写真右端に写っている高さ632mもある世界2位のビルか、その左手の栓抜きみたいな形のビルに昇って夜景を撮ろうとしております。





 
背景もええ感じです。でもこれらは殆どが銀行だそうです。




 
日曜日なのに人出が多いです。





道路沿いに降りてきて三脚を立てます。

すると物珍しいのでしょうね、背後に人の気配を感じます。
そう皆覗き込んでいます。




 
さてこの辺で対岸に渡ろうと思い時計を見ると既に21時20分を過ぎています。やってもうたぁ!

フェリーの最終まで10分しかなく、しかもその後に訪れる高層ビルの展望台も確か21時までの営業だと記憶しており諦めました。

急遽、昨日食べ損ねた豚まんをと思い急いで豫園に行ってみます。




 
途中、天文台のコーナーで一枚だけ撮影。

その後に豚まん屋に来てみたら、既に豫園は営業を終えてました。そう日曜日は21時30分で閉鎖だそうです。

その後にホテル周辺まで戻り、近くの良さげなレストランに行きますが、何処もクレジットカードを受け付けない。
しかも、店を出る時に「お前に用はない。さっさと出ていけと指で扱われます」。

しかも全て女性スタッフです。

中国の女性は何が憎くてこんな態度しか取られへんのやろうか。まあ、まだ世の中というものをご存じないので仕方ないわな。
そやけど不愉快よ。空港でもレストランでも何処でも同じやから。




 





次ページへ





「旅の風景」に戻る
 


 




ホームページトップ「やる時はやりまっせ!」に戻る

 




 
inserted by FC2 system