フランス・ルマン(サーキット篇)

24時間耐久レースを撮りに行ってました


2015年5月31日(日)、天気予報が当たってしまい、どんよりとした曇り空の中で駅前のホテルを後にしました。
夕食後に経由地・中国広州で汗だらけになったので、なんと旅行初日から洗濯をし、その後に入浴をしてベッドに横になったら寝てしまいました。空も白んでいたので、撮影道具の確認をする事にしました。

この日の為に態々ボーグ望遠鏡の鏡筒を2本も入れて来たのですから気合も入ります。しかし時間はまだ朝4時30分。しかし、なんだかんだと準備をしていたらあっという間に6時過ぎ。天気予報を調べにWifi電波が飛んでいるフロントまで出動。どうも一日中天気は曇りらしい。

そうこうしている間にフロントに人が集まって来ました。良く見ると皆同じ服装です。NISSANって書いてあるのを2度見驚きしました。
流石にスタッフ、まだ午前6時過ぎなのに、全員集合のようです。

本日は練習走行なので8時過ぎのトラムに乗車しました。終点1個手前の停留所で降りて、徒歩5分も掛からずにサーキット入口に入りました。




さあ、サーキットに着きました。早速ダンロップブリッジを過ぎた後の下り左カーブ、通称「ESSES」カーブでの短い直線を正面から狙い始めました。

この日は練習走行なので、メインスタンドを含む何処に座っても良い事になっておりますが、撮影陣には全く関係のない話です。

ボーグ望遠鏡はF6.6で焦点距離が510ミリ。それにF4DGというレデューサーを取り付けるとF4.0で330ミリレンズになります。それにペンタの1.7倍テレコンを付けて撮っています。カメラがペンタのK-5なので、フィルム換算の焦点距離は330x1.7x1.5になり842mmということになります。

写真は雨が降っていない時のものですが、合羽を着ないと完全に濡れる程の雨にも長時間見舞われます。



 

お宿が一緒だったNISSANチームのGTR23号車を撮ってみました。
一周が13.629キロメートルもあるサーキットなので、車はパラパラとしか来ません。そのチャンスを逃がすまいと、とにかく撮りまくりです。

真正面からは格好良いのですが、なんとFF車なので横からの姿には違和感を覚えました。しかし、参加初年度なので調子も悪そうで、多くの情報を手に入れるために何度も周回していました。




耐久レースには、色々なカテゴリーの車が参加しており、なんと皆同時に走ります。
前の車はP2カテゴリーで本選優勝の車ですが、後ろの18番車はその上にある最高カテゴリーP1に属する車です。ポルシェという車で実は本選で2位に入ります。

優勝は同じポルシェチームの19号車がかっさらっていきました。



 


これはGTEクラスに属する車達で、フェラーリばかりを集めてみました。一昨年13年には、小林可夢偉もこの車を運転していましたね。



 


次にP2クラスの車ですが、フロントウィンドウが付いているタイプの車を集めてみました。派手目のカラーリングがええ感じです。





そしてこれらの車も同じP2クラスのものですが、窓がないタイプの車達です。
いくらドライバーが数時間毎に交代すると言えども、このタイプで24時間を走り続けるのって凄い疲れると思うのですが。何か利点でもあるのでしょうか。



 

次は最も爆音をとどろかせて走っていた集団の車です。最も上のカテゴリーの車よりも煩い音を出していたので、存在感があります。でもめっちゃ燃料を食っている感じがします。





上のフェラーリー軍団と同じGTEカテゴリーに属する車達で、ポルシェを集めてみました。

乾いた音で通り過ぎる様は、何か男の潔さをも感じさせる走りでした。売れる理由が分かるような気がします。



 



そして最後は最上級カテゴリーP1に属する車達を集めてみました。同じ様に見えてもゼッケン番号が違いますので探してみて下さい。

1番2番がトヨタ。毎年優勝候補のアウディは7番8番9番の3台体勢。
同じくポルシェも3台体勢で17番18番19番です。

実はNISSANも3台体勢なのですが、ここには23番車だけご紹介しています。他の写真はF1のページにてご紹介しますので、もう少し時間を下さい。

こうして初めてのルマン24時間耐久レースの会場に足を運んだのですが、9〜13時と14〜18時までの計8時間で約6千枚もの写真を撮ってしまいました。しかし、最後は雨も強くなり、結局ダンロップブリッジ前のスタンドで雨を避けながらの撮影にもなりました。

また風雨が強く、体感気温も10度を下回る感じで寒かったです。この状態で24時間を乗り切るのも大変なので、本選日の訪問は有り得ないと思いました。若ければ、テント生活を送れたでしょうが。もう無理です。









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