アマルフィ海岸
Amalfi Coast





2017年6月17日(土)です。朝9時19分にタオルミナ駅を出発したインターシティ特急722号は37分ほどで海峡の街メッシーナにやって来ました。

そこで昔の青函連絡船宜しくで、電車車両を船が飲み込み出航。次の街で電車を線路上に降ろす仕事をしてくれます。

写真は電車を降り、船の甲板デッキにて撮ったもの。







乗って来たインターシティ特急は、パレルモという街からやって来た特急と並んで船に乗せられました。





さあメッシーナ港を出ます。約40分ほどの船旅です。





振り返ると美しい街の風景が広がっていました。

対岸の街ヴィラ・サン・ジョヴァンニで2つの特急を船から降ろし、その後に連結して北を目指します。
電気機関車の付け替えなどで30分は停車しています。





その後に3つの駅に停車して、15時33分定刻にサレルノ Salerno 駅に到着。荷物を転がして港までやって来ました。

チケットを左手のプレハブ内で買い、約1時間後に出航する船の時間まで、直ぐ横のバーで冷たいビールを立て続けに2本飲みながら、撮った画像と映像をパソコンと外付けのHDDハードディスクドライブに一気にコピーします。

この後にアマルフィー海岸を撮りまくるので、ここで面倒な作業を終えてしまいます。船は16時40分、小雨の中で出発しました。





船は途中2つの港による便でした。最初にチェターラ Cetara に寄ります。





17時40分にアマルフィ Amalfi に到着し、歩いて2分の宿にチェックイン。

そろそろ日が暮れてきたので三脚を持って出動。





空が青い内に撮ったのですが、やや雲多し。

こんなにも小さな三脚を使ったことがなかったのですが、色が「どストライク」で仕方ありません。





海岸沿いにあるロータリーの中に銅像と噴水。
フラビオ・ジョイアはアマルフィーの出身らしく、しかも羅針盤を開発した人物らしい。

銅像の彼は手元で羅針盤を操作している様に見える。





そして良い匂いのする大聖堂前に戻って来ました。  

行方不明だった荷物がこの日の早朝4日ぶりに配達され、しかも長距離をシチリア島から移動したので、今晩は早目にホテルに戻ります。





ワンパターンだが、今晩もパスタ。ビールは写っていませんが、気温が高いので相変わらず「旨い」。

2品目の茄子は、何処に行っても店内に調理済みで展示?されているので、日本の居酒屋風に頂きました。





2017年6月18日(日)になりました。

6か月も前に予約を入れておいたホテル Lidomare リドマレ の窓を開けると、こんな感じ。イタリアっぽくね?





午前10時30分発の船まで市内を急いで撮ります。

埠頭が長く飛び出しているので先端に来るとこんな景色に出会えます。





こちらは埠頭に並行して飛び出している船着き場の先端。





船着き場で親子が釣りをしていました。

自宅から海を見たくて、こんな断崖絶壁に家を建ててしもうたんやね。




 
 
西の方角です。ええ海の色をしています。






なんか映画の一場面みたいな街並みでんなぁ。

織田裕二さん出現の映画を見ていないので分からないのですが、アマルフィという言葉が含まれたタイトルですよね。
ここでも撮影があったのでしょうかね。




 
でも人気あり過ぎ。大聖堂前広場の大きさが観光客を収容出来ない程狭い。

さてホテルをチェックアウトします。この後に隣街に行くので、荷物をホテルに預けて出動です。




 
さて乗船です。チケットは船着き場手前のプレハブで買います。

しかし、この船は予定便の1時間後の船。
実は予定便に乗ろうとチケットを出すと、この船ではないと乗船を拒否されます。

しかし、待てど暮らせど違う方面に向かう船しか来ません。そこで、チケットを見せて「この船は未だ来ないのか」と尋ねると、「その船はもう出発したぞ。1時間後の船にしな」とのこと。

乗船を拒否した「にーちゃん」は典型的なイタリア人なにゃろうなぁ。まあイタリア人の事は既に諦めているので、まあどうでもええけど。それにしても使えない奴等ばっかりや。





やはり景色は甲板デッキ。物凄い観光客数。

でもこの景色なら万事OK。25分でポジターノに着きます。





当然着席などしません。船尾に立って、船体を掴みながらバランスを保ちます。

後ろからアマルフィを撮ります。




 
そしてポジターノ Positano にやって来ました。





東斜面です。これからこのずっと上まで歩いて登ります。

全て絶景を撮る為です。




 
浜辺の真上は皆ホテルっぽい。




 
西斜面です。




 
坂を登るにつれて、景色が変わって来ます。




 
人通りは減っていきますが、途中までは華やかです。




 
美しい女性が珍しく立派な自撮り棒を使ってたので思わずシャッターを押してしまいました。

小生もその後に景色を撮ったのですが、この写真の方が雰囲気があるので掲載させてもらいます。




 
諦めないで、とにかく登っていくと見たこともない景色に出会えます。

CPLフィルターは必携です。




 
西と東斜面の間に道路があり、こんな景色が見られます。

この辺りはもう誰も歩いていません。なんせ道路ですからね。




 
ホンマに映画に出て来そうな感じ。




 
東斜面に戻り、その上を目指します。




 
帰りの船の時間もあるので、ゆっくり登っている場合でもありませんが、上に行けば行くほど景色が良くなります。




 
動物的な勘で登って来ましたが、捜していた景色が目の前に広がってラッキーでした。




 
CPLフィルターの効果が薄れそうになるくらい高く登って来てしまいました。

クロアチアのドゥブロブニクで撮った時と同じ感じで撮れました。




 
景色が見えなくなる所まで登り切りUターン。

下りの途中でも撮ります。




 
これはソニーのアクションカムX3000で撮ったものですが、撮影地はこんな感じです。






浜辺に戻り、バーレストランでビールを一気に飲み干します。

海が綺麗なのでもっと多くの人が集っていても良いのですが、これはアマルフィでも同じでした。




 
こんな店が多かったのですが、観光客だらけでもう安心でんなぁ。

さてそろそろ船着き場に戻ります。




 
荷物を受け取りにアマルフィに戻って来ました。

結局、一度もバスに乗りませんでした。少し費用が掛かりますが、やはり船での移動の方が爽やかやと思います。




 
最後の船は空いていました。目の前にサレルノの街が見えてきました。

これから電車に乗ってナポリに向かいます。




 
途中物凄い風と水飛沫でしたが、後半にはカラッとしてました。

埠頭から駅まで歩いて10分もかかりませんが、電車の切符を買う時間も含めると余裕はありません。
すると同様の方が4~5人おられ、駅までデッドヒートの急ぎ歩き大会になりました。

電車が何番線に入るのか、それが寸前まで表示されておらず、ホーム下で若者に尋ねる始末。
欧州の鉄道はこれが結構怖い。

さてナポリまで38分間の乗車です。












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