ナポリ
Napoli





2017年6月18日(日)17時40分、アマルフィからサレルノを経由しナポリ駅に到着した。

Google地図で見ると駅前は更地が広がっており、宿まで遠回りしなければと思っていたが、そんなことはない。ご覧の様に綺麗に整備されていた。
しかし、その駅前を通る自動車はご覧のタクシーを含めて相手を尊敬する様な感じではなかった。

映画を見ているかのようなクラクションの嵐で、それを鳴らしたいからと言って前に素早く進めるわけではないのだ。

早い話、リスクマネージメントも出来ていないし、人間としても認める事は出来ない。
まあそれはシチリア島をレンタカーで走っている時に思い知らされたわけだが。

イタリア人とはビジネスは無理だ。





そのけたたましく鳴らされるクラクションを聞きたくないので、歩く速度も自然と早くなった。

しかし、駅前広場はご覧の様な歩行者天国。宿までもう直ぐだ。

その前にアマルフィ海岸のポジターノからの移動で冷たい物を飲みたかったので、この広場沿いにある売店でミネラルウォーター2Lを買って一気飲み。
70%近く飲み干した。

相当喉が渇いていたのだろう。




 
駅の到着ホームから歩いて約400メートル。写真左手に駐車している車の左奥に階段があり、2階に目指すB&Bがある。
駅前なので治安も悪かろうが、当方「髭を生やした謎の東洋人」であるからして、逆に誰も近付いて来ない(笑)。

海外旅行時は髭を濃くしておりまする。

宿はAnna’s FamilyというB&Bで、受付女性は家族のお母様かご長女の様子で、英語がめっちゃ上手い。大変助かった。
ベッドの上には花びらも散らしてあって、あれれシングルで済みません・・・といった感じ。





部屋で冷房を効かせて小休止してしまい、夜景撮影への出発が遅れてしまった。
急いで国鉄駅に戻り4駅先の切符を購入する。切符は自動販売機で買う。英語の画面に替えられるので助かった。

降りる駅はMergellina。この展望台には歩いてたったの900メートル。
少し登るが、フニクラ―(ロープウェイ)を使っても計800メートル歩く。乗り場まで600メートル、下車後も200メートル歩かねばならない。

歩いて登った方が早い。早速リアルレゾリューションシステムを使って展望台のその上の道から撮る。

そこにあるベンチシートにカップルがいたので、ナポリ駅への帰り方を相談しようと話しかける。
英語を懸命に話そうとしてくれて助かった。




 

次は階段を使って展望台まで下り、一番端っこのフェンスを跨いで三脚を立ててリアルレゾリューションシステムを使う。
ますは広角側で。

4枚が合成される間にGoogle地図を使いナポリ駅への帰り方を調べるが、何と22時台なのに既に帰りの電車は国鉄も地下鉄も最終が終わっていた。
バスしか残っていないが、バス停の場所を地元民に尋ねるが分からないという。

困った困った。





少しレンズを伸ばして撮る。これ位が丁度良さそうだ。

結局、一駅だけ電車で進んで、そこからナポリ中央駅に向かうバスを利用する事にした。

しかし、そんなバスはなかった。どれだけ待っても、誰に聞いてもバスはなかった。
歩くと130分、10キロもあるので結局タクシーを使った。20ユーロもかかった。

Google地図のルート検索にて表示された中央駅行きの夜間バスは実在しなかった。
しかし、今でも表示される。あてにされないように。

タクシーを降りたのが午前1時30分。腹が減ったので最後の手段、トルコのケバブ店に世話になった。
ケバブ店は世界中どこでも深夜まで営業してくれている。助かる。





2017年6月19日(月)になりました。今日は15時までポンペイ遺跡を訪れる日。

電車は8時11分発。宿の朝食を食べたかったので7時には起きていた。
ポンペイに行くにはチルクムヴェスヴィアーナ鉄道、日本名はヴェスヴィオ周遊鉄道の始発駅であるノナーラ門駅は歩いて300メートル。

写真は駅まで100メートルの地点。





こちらがノナーラ門駅。左手の窓口で切符を買う。

思ったよりも近代的だった。1890年に始まった鉄道とは思えなかった。





路線が沢山あるので乗車する列車を間違えない様にどうぞ。





14時前にはポンペイ遺跡を離れ一度ナポリに戻って来ました。この後に高速鉄道とバスでマテーラという街に移動します。

フェラーリが高速鉄道に参入しているので、試しに乗ってみました。Italo イタローと言います。
1等座席を先行販売で買ったのですが、かなり安く済みましたので、これも試しにラウンジに8ユーロ払って入場してみました。

冷蔵庫の物は飲み放題ですので、早速スパークリングワインをば。





ナポリ駅に乗車予定の9913号が入って来ました。
速そうな車体です。





1等座席は横に2+1=計3席。サレルノまでの一駅乗車なので2等座席でも良かったのですが、2等座席と1等の早期販売価格が同じだったので迷わずここにしました。





定刻に出発し左手にベスビオ火山を見ながら南下します。





乗車率はこんな感じ。平日の1等座席ですが、これで経営が成り立つのでしょうか。





次のサレルノが最終駅で、荷物を持って駅前広場に集合。

そこで目的地のマテーラ Matera までItaloが運営しているバスに乗り変えます。

ちなみにポンペイ遺跡観光後、何故ナポリ駅まで戻ったかというと、このバスは高速鉄道を利用する方のみ乗車できるもので、バスだけの利用は出来ません。

故にナポリ駅まで戻り、1区間だけ高速鉄道に乗ったのでした。
高速鉄道+バスを合わせて4時間で目的地マテーラに辿り着きます。

バスは出発時に冷房をかけておらずに、皆さんは運転手に文句を言っておりました。
しかし、バスの屋根に出窓があり、数十分で快適温度に。

終盤は風が強くて、少し肌寒いくらいに。
19時35分にマテーラに着きました。












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