アウシュヴィッツ強制収容所
Byly Niemiecki Nazistowski Oboz Koncentracyjny I Zaglady
 


2016年6月7日(火)の午後に入りました。 午前8時15分出発のバスにてモシュナ城を出発し、Opole駅から特急に乗りKatowise カトヴィツェ駅に到着。

このローカル線に乗り換えて目指すはアウシュヴィッツ強制収容所最寄りの駅Oswiecim オシフィエンチム駅。この列車、かなりのレトロ感満載です。





13時41分、オシフィエンチム駅に到着後、コインロッカーを探していると、「荷物預かり所」を発見。ここは荷物を窓口に預けるシステム。5ズロチで一日預かってくれます。

時間的に博物館のある第一収容所はガイドツアーのみしか参加出来ないので、先に第二収容所ビルケナウから参ります。駅から歩いて20分くらいで、距離1.9キロあります。

第一収容所は15時以降だとガイド無しでの見学が可能になります。





先ずは入って右手にある収容所跡を訪れます。この有刺鉄線は再建されたものだそうですが、どうも電流を通していたみたいで、ほぼ脱走出来なかったそうです。





堅気で罪のないユダヤの皆さんを、何故この様な場所に閉じ込め、そして順番に死に至らしめなければならなかったのでしょうか。

この青い地球に生まれた生命は、その殆どが自然のままに生きています。知能の高い人間が、何故人間をおとしめなければならなかったのでしょうか。そして、誰も途中で「これは異常だ」と発言しなかったのでしょうか。

愚かなり人間。





何処までも平らな台地が広がっています。脱走しても隠れる所が無いので、あっという間に後ろから撃たれます。





料理を作る囲炉裏と勘違いしそうですが、実はこれ「トイレ」。プライバシーのへったくれもありません。





木製の建物が破壊され、残ったのが暖炉だけです。これ全部収容所跡。





何故自由を奪う人間が後を絶たないのでしょうか。それは、人間が愚かだから。

殆どの人はヒトラーの様にはなりません。しかし、彼は生まれてきてしまった。





欧州各地から鉄道でここに運ばれてきます。線路跡が残っています。

皆、騙されて連れて来られた。何万人も。





何人たりとも、戦争を起こしてはなりません。
戦争したいなら人間相手ではなく、来るべき日に向けてトレーニングだけしておきなはれ。異星人の侵略にでも備えて。

地球という合同チームの一員にでもなりなはれ。それが男ぞ。





無念だったでしょう。小生は無念という言葉が一番嫌いです。





3段ベッドです。1段に何人もが寝ていたそうです。





煙突が火葬場の煙突の様に見えてなりません。ここで大泣きしてしまいました。





15時になろうとしていたので、第一収容所行きの無料バスに乗ります。写真は往復した時に撮ったもの。





第一収容所に着きました。





この小道を歩いて100メートルほどで博物館入口に着きます。




左手が入り口。その前にチケットを購入しますが、その場所は右端に切れている白いプレハブになります。

入場時に手荷物検査があります。小生のリュック型カメラバッグは大き過ぎるので、左手のしだれ柳の左手で荷物を預け半券を受け取ります。

必要最低限の撮影機材だけを持ち込みます。





早速収容所内に入ります。





有名な「Bの文字が逆さま」ゲートです。

「働けば自由になる」という文章の頭です。





第一収容所はブロック造りでした。寒さも断然防げたと思います。

しかし、ここに毒ガス殺傷室があり、大量殺傷が繰り返されていたそうです。





学生の社会勉強には最適でんなぁ。





電流有刺鉄線が二重に配備されています。




 
この看板を大人が作ったと思うと、どれだけ愚かなのかと疑ってしまいます。




 
煎餅布団に、奥の配管は暖房やね。




 
第2収用所よりは増し。




 
牛でも飼ってたんか?





勉強を良くするユダヤの皆さんは、やっぱり視力が悪かったのだろう。ヒトラーは彼等の頭脳を恐れたのか?




 

結局「働いても自由になる」事が出来なかった訳ですが、Bの文字だけ逆さまにしたのは、もうそれを悟っていた故の抵抗だったと思わざるを得ません。

同盟国であった日本にも原子爆弾が投下され、戦争で3百万人が亡くなりました。ポーランドではその2倍の5~6百万人が亡くなったと言われています。当時のソ連は2千万人も亡くなったと聞いていますし、全世界で6~9千万人もの尊い命が失われました。

70年前の人間って、ここまで愚かだったのかと思います。欲に目がくらみ、そして他人を蹴落として自分だけ生き残ろうとする。こんな愚かな動物が知性を持ってしまい、神様はとんでもない失敗作品を作ってしまわれました。

自分勝手な奴は少なからず小生の周辺にも沢山おります。そんな奴らと交わらなくても済むようにしたいものです。しかし、相手は人間をほぼ逸脱した者ばかり。

上手くコントロールするしかありまへん。







 
さあ次の街クラクフに向かます。超ローカル列車に乗車してます。
その前に荷物をカウンターで受け取り、勿論ビールも2本買ってあります。だって2時間もかかりますからね。実は駅前パブで2本一気飲みしてまっす。

駅から2つの収用所まで歩いて行きましたからね。いやぁ、ビールが美味い。


























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