プリトヴィッツェ湖群国立公園

移動と初日





2014年6月15日。バスの長旅を二日間に分け、前泊のSPLITスプリットを出発。この日も偶然にPROMET社運行のバスに乗りました。隣りの座席に偶然にも日本からの女性3人組さんと一緒になり、久しぶりの日本語に時間も忘れて喋ってしまいました。

道中は晴れ間もあり、緑色が鮮やかなクロアチア中央部を楽しむ事が出来ました。

しかし、この日も時刻表通りには運行しておらず、無理な時刻表設定がちょんバレのクロアチアという印象です。見栄の塊かい、みっともない・・・と思いながらも、お構い無しに前進あるのみです。


 


ホテルチェックイン後は直ぐに入園券を買い、早速本日の目的地に近い第1入口近くのステーション1まで3連の園内バスに乗り込みます。

このバス、電気自動車と聞いていたのですが、思い切りディーゼルエンジンの黒い煙をまき散らかしておりました。また30分に一本しかなく、それを考慮して園内のスケジュールを組むべきだと思いました。入園券を買えば乗車無料です。

 

 


そして早速「何処かで見た事がある様な景色」に出会います。
第1入口に近付くとこの景色が広がってきて、早速乱反射を抑えるCPLフィルターと、減光の為のNDフィルターを取り付け撮影が始まりました。

滝を「絹の白糸」の如く撮る為に、シャッタースピードは2〜10秒と長くしてあります。また出来れば300ミリ程度の望遠レンズもあると便利だと思いました。勿論それにもフィルターは必須です。

 

 




そして今日の目的地である展望台の真下に位置する滝の姿が見えてきました。第1入口を入った辺りでの撮影です。広くなっているので三脚を広げて撮れるのが良かったです。

 

 




第1入口から下り坂を一気に進み湖の高さまで来ると、右手に大滝の姿が見えてきます。しかし、それを横目に見ながら大滝手前左側にある急な階段を登ります(1枚目の写真)。そして辿り着いた場所が目的地である展望台(2枚目)。

写真は、晴れ間の写真を撮り終わった後、後から来た皆様に場所を譲った時に撮ったものです。

一番左の女性が松葉杖で来られていたので思わず声をかけてしまいました。フィンランドからのお二人です。小生は南半球のNZからだと言うと、その遠さに絶句されていました。それよりも急な坂を松葉杖で登ってこられた彼女の行動力に絶句であります。


 


そしてこれがこの地の訪問を選んだ理由の景色であります。
太陽が西に傾きかけているので湖に影が出来てしまいましたが、CPLフィルターを使って乱反射を抑えると、綺麗なグリーンが浮かび上がってきます。

これも滝を絹の白糸に撮るために、シャッタースピードを遅くしてあります。ND400フィルターといって、通常は日食撮影などで使う減光フィルターも使い、絞りF8.0でシャッタースピードは8秒で撮っています。


 


その後、展望台に誰もいなくなり、曇り空の中で撮影を続けました。
どうでしょう、晴れ間が射している時の写真と比べて雰囲気がかなり変わりました。この時はND8フィルターという、少ししか減光しないものを使い、絞りF10で4秒の露出まで下がっています。

ここに来る前は晴天時の撮影がベストだと思っていましたが、曇天時の影が無い時もええ感じになって良かったと思っています。

約3時間もこの場所におり、肩の荷が降りた気がしました。最後の船まで1時間ほどになったので、先を急ぎました。

 

 
 

展望台に折れる道の直ぐ手前で撮った写真です。恐らくこの流れが大滝を作りだしていると思います。
緑が鮮やかです。ペンタックスのカメラを使う理由がこれです。

 
 
 


さて、船着場に向けて先を急ぎます。大滝手前の遊歩道ですが、良く見てもらうと2014年5月にあった大雨の影響でしょうか、歩道が浸水しています。
多くの方が普通の靴でお越しになっていましたので靴を濡らしておいででした。小生はこれを予測してトレッキングシューズを履いていたので平気でした。


 






隣りの湖と落差があるので、このような美しい景色が見られるのですが、それにもまして水の美しさがあります。

今回は欧州でも水道水が飲める国を縦断したのですが、ここの水は特に美味しかったです。

 

 


さて時計の針も午後7時になろうとしており、P3を最終便の船が出発する頃となりました。天気はご覧の通りですが、約4時間半の撮影は十分に楽しめました。

ここからP1まで10分強の船旅です。そして最後はP1から第2入口まで徒歩で坂道を登り、最後はホテルまで5分ほど歩いて終了でした。






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