プリトヴィッツェ湖群国立公園

2日目



2014年6月16日。この日も公園内の滝の撮影が続きます。夕方には首都ザグレブ行きのバスに乗るので、ホテルをチェックアウトしてからの出撃です。荷物は倉庫に保管してもらっています。天候は相変わらずの曇り空なのですが、光が均等に当たるので逆に楽だったかも知れません。

今日も前日同様に第2入口横のST2から3連バスに乗ります。しかし、目的地は真反対のST3。そこからP2まで並んでいる湖と滝の撃破になります。早速、二日目早々に撮った滝からご覧下さい。ND8フィルター1枚を使い、F8まで絞り4秒の露出です。


 




被写体の上空に森林がないと一気に露出が変わります。ここはRAWで撮っておいて、帰国後に画像調整する作戦で時間を短縮しました。

この様な被写体が続いていきます。

 

 


2014年5月中旬、東隣りの国ボスニア・ヘルツェゴビナとセルビアを中心に、100年に一度という豪雨が発生し、多くの街が洪水に見舞われました。
クロアチアでも場所によっては同様だったそうで、ボスニア・ヘルツェゴビナに隣接しているここプリトヴィッツェも洪水で被害が・・・なんて思い、事前に観光局とホテルに被害が無いかのメールを送りました。

回答は影響なしとの事で安心していたのですが、出発数日前に撮影された園内の映像がYou Tubeにアップロードされており、それを見ると遊歩道が水浸しになっているではありませんか。この日もその影響が少なからず残っており、親切にもこの様な木製の橋が渡されておりました。

 

 


ST3から通称「上湖群」沿いを歩いています。途中で何度も三脚を立てての撮影に挑もうとしますが、やはり遊歩道幅全体を使ってしまうので、人が来なくなるまで待たなければなりません。

ということで皆さんが歩くスピードのほぼ半分程度でしか前進出来ません。長時間露出で写真を撮られる方は、やはり1泊されないと時間が足りないと思われます。


 




天気が悪いからか、それとも上湖側は面積が広いからか、人出がさほど多くありません。撮影にはもってこいです。
そう言えば十和田湖から流れ出る奥入瀬渓谷を同様に長時間露光で撮った時も曇っていましたね。結局、露出時間長く出来るし、晴れている時よりも条件が良いのかも知れません。


 


さて後半に入り、垂直滝の数が増えてきました。見た目は大した事ない滝でも、数秒間シャッターを開けてやると雰囲気の違う写真が浮かび上がってきますので、諦めないでとにかくシャッターを切ってみるとよいのではないでしょうか。


 


今にも雨が降り出しそうな天気になりましたが、やはり緑色を深く表現出来るので結果オーライだったと思います。


 
 

そしてこの景色も事前にチェックしておいたものです。とうとう小雨が降り始めましたが、傘を差すほどではなくて済みました。白と緑のコントラスト、意外とイケてます。

 
 


さて午後2時を過ぎ、そろそろP2船着場付近までやって来ました。16時45分発のバスに乗るために歩きながら計算し、再度前日に長く居座った展望台まで裏道を使って行こうと思いました。

しかし、残念ながらホテルに戻ることは適わない時間となっており、その後雨も降ってきたので全ての撮影を終えることにしました。次回は晴天時に伺いたいと思います。この園内では歩き煙草をする方が皆無だったので、ホンマに過ごしやすかったです。それまでの2都市で煙攻撃を受けまくっていましたので。

さあ、次は首都ザグレブです。






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