寝台特急ユーロナイト 447号 by ポーランド国鉄
Euro Night 447
 


2016年6月5日夜になりました。これから今晩世話になる寝台列車の到着を待っています。
今日は2つの城を撮影し、荷物をコブレンツ駅で受け取り、その後ドイツ新幹線ICEを乗り継いでやって来ました デュッセルドルフ。

駅近くで夜景を撮るつもりで途中駅であるデュッセルドルフまでやって来たのですが、その時間はたったの60分。行先は1.1キロも先。
スーツケースを預けるほどではないので、転がして歩き始めたのですが、かなり無謀だと分かり駅に引き返しました。

これで車内呑みのお酒や肴を買う時間も確保出来、ホームまでやって来ました。
23時37分発なのに、既に6分も遅れています。ここは始発から2つ目の駅なのに。後ほどその理由が分かります。





まずは遅れてきた理由から申し上げます。実は盆暗車掌のせいなのです。列車到着時に車掌がドア前に仁王立ちになり、いきなり乗車券を拝見と言い始めました。これまでの欧州鉄道旅行で初めてのケースです。

両手がふさがっている小生は「あとで部屋に来て」と言って荷物を持って部屋に参りました。しかし、全く出発する気配がありません。それは、車掌が未だに乗車券の確認をしていたからです。

こんな事をしていたら時刻通りに進むわけないわな。

部屋が散らかる前に一枚撮っておきました。





これらの物は全て一等個室寝台の代金に含まれているものです。いきなりビールで祝杯を挙げたので、これらの物は朝に頂きました。

そしてかなり遅くなってから車掌がやって来ました。まさか小生が一等個室の客だと思わなかったのでしょう、先ほどの横柄な態度は全く消え失せていました。

人を見た目で判断するなんて車掌としては失格でんなぁ。





揺れる列車の中で撮影を続けます。これがバスルームです。見た目は良いのですが、実はこの後、足元が水でビチョビチョになります。

実は石灰質を含んだ硬水なので、シャワーの穴が95%詰まっており、残りの5%から物凄い勢いでお湯が出て来てしまい、ガラス扉の隙間からお湯が青い部分に殆ど漏れてしまったのです。

車掌がお湯の電源を入れ忘れていたので、車掌室までクレームを言いに行ったくらい。暖かいお湯が出るまで1時間はかかると言われたが、1時間経ってもまだ水。
再度車掌室に行くと、あと30分だという。時間は既に午前1時を過ぎている。

外に出たお湯も排水されず、足元は洪水。しかも、お湯の電源を入れ忘れ。出ても物凄い勢いのお湯で泡なんか流せない。

これに130ユーロもエキストラで払ったのですが、ポーランドという国が心配になって来ました。





ドイツ国鉄の一等寝台と同じ料金を払っているのに、これだけしか付いていません。ポーランドの寝台も、若しかしてドイツ国鉄と同じで寝台を廃止しようとしてへんかなぁ。

まあ二度と乗らんけどな。





テレビが見えますが、結局、一度も電波を受信出来ませんでした。何のために付いとんねん。でも部屋は広いです。





窓側から撮るとこんな感じです。

寝台券はワルシャワまで買いましたが、ポズナンで下りる事にしており車掌にも伝えておきました。朝食の配膳時間を決めないといけないので。

ビールを飲んで寝ました。さてポーランド国内に入って来ました。





朝食が配膳されてきました。これだけです。ドイツ国鉄と同じです。

後日乗るオーストリア国鉄とは雲泥の差です。やっぱり寝台はオーストリアのがええなぁ。

しかし、この車掌。あいつ、アカンやろ。帰国して直ぐにポーランド国鉄にメールを送ろうと思ってましたが、まだ送ってません。めっちゃ酷かったなぁ。あいつ。
















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