マテーラ
Matera





2017年6月19日(月)19時35分、イタリア高速鉄道が運行するバスでマテーラ Matera に着きました。
鉄道だけでも来れますが、どう考えてもこのバスを使った方が早い。

ところがこのバス、窓に描かれている高速鉄道の写真は車内からも邪魔になっており、景色は殆ど見えていません。
日本だと車内からは見えなくなるはずの全面塗装ですが、イタリアにはそんな技術はないのかも。

これがお嫌いな方は、イタリア国鉄も同様のバスを走らせていますので、そちらをご利用された方が景色が良いかも。

何やってんだ、フェラーリよぉ。





早速荷物を転がして宿にチェックインです。ここマテーラと次のアルベロベッロでは、典型的な宿に泊りました。

マテーラと言えばサッシ Sassi に泊まらないでどうすんねん!
Le Dodici Lune ル ドディチ リュン とでも発音しますかね。





部屋の一番奥から対角魚眼レンズで撮ります。ええでしょ。

冷蔵庫もあって助かりました。でも写真左手のエアコンは故障中で、宿の方は扇風機を持って来てくれました。





最後にトイレとシャワールームです。

それでは早速夜景の撮影に出動です。





宿前の階段を下ると、街の東端にある石畳の道路に出ました。

青い空の中にサッシとサンピエトロ・カヴェオーソ教会が浮かんでいました。
そしてその後ろの岩山にサンタマリア・デ・イドリス教会。

この時間帯にこの場所にいる人間は殆どおらずに達成感満載だが、蚊がぶんぶん飛んでいるのが分かり、リアルレゾリューションシステムを使って4枚合成するまでは数分かかるので、蚊に刺されないように謎の東洋人はダンスを敢行していた(笑)。





青い空が続いている間にこの写真を撮りたかったので、800メートル先のサンアゴスティーノ教会まで競歩状態。

暗くなるまで撮り続けた。

来て良かった。でもなんでこんな景色をイタリア政府は「無き物」にしてしまったのか。
「みっともない」がその理由だったらしいが、大阪人の小生には理解し難い。

ええ格好しい・・・こそ、みっともないやろ?

だって、そのみっともない奴は生きてその姿を皆の前に見せているのだから。
姿を消す以外、それを隠すことは出来ない。

分からないとでも思っているのかな?子供じゃあるまいし。





街を縦断して、サッシの反対側から撮ろうと先を急ぐと、直ぐ近くに次の撮影地に出た。予習の賜物である。

でももう空は青くない。





リアルレゾリューションシステムを使わなくても、かなりええ感じに撮れる。

K-3Ⅱでこの解像度だから、K-1にしたらもっとの凄いのだろうか。
でも天体用にキャノンを使っているからして、短焦点レンズは勢ぞろいしている。

日中用のカメラもキャノンになってしまうのかな?それともK-1にするのかな。





約1.1キロ歩いて、街の反対側に来ました。ここでもGoogle地図のナビが役立ちます。
迷うことなく現場に到着。

三脚を使って長時間露光している同業者は皆無。皆手持ちでフラッシュを焚いて撮っている。
中にはスマホで撮っている人もいるが、パソコンモニターに拡大して落胆するに違いない。

決して解像度の数値だけで画質を判断してはならない。
スマホのレンズ直径は何ミリでっか?デジタル一眼のレンズ直径は数センチもあり、そこで既に勝敗は決している。

レンズ直径に比例して画質は良くなるので、スマホだけで海外旅行に出る方、後悔しない様にしなはれや。




 
調子こいて夜景の撮影をしていたら、もう23時前や。
慌てて飯屋を探すと、サンフランセスコ広場の奥に良さげなレストランがあったので、まだイケルかと思いながら入店。

ウエイターが厨房に確認を取っておられたが、何とかOKをもらった。助かった。
La Gatta Buia がそれです。




 
遅い時間に来たシングルの謎の東洋人にも嫌な顔もせずに、後にビールのボトル用にアイスバケットまで持って来てくれました。

食べ終わったのが23時15分。美味かったです。





レストランを出ると音楽学校。もう誰もいません。





音楽学校を横切るとサンフランセスコ・カトリック教会前にやって来れます。

照明が明る過ぎやてぇ。

気が付けば、直ぐそこに宿までの下り階段があるではありませんか。街を一周して地理的な感覚が宿ってきたかな。





宿は目の前の階段を登ったところにあるんですけど、右手に「ええもん」が見えてしもうたがなぁ。





サンピエトロ・カヴェオーソ教会前まで戻ってきました。

すると背後の山に若者が集っているのが見えて、時間は遅いけど取り合えず行ってみました。





振り返るとサッシ丸見え。サンタマリア・デ・イドリス教会まで戻って来ました。





左手にもサッシ。

周辺には誰もいないけど。





さてそろそろ宿に戻ります。

その手前でも撮っておきます。





泊った宿です。Le Dodici Lune。

部屋は最上段の右端に隠れています。

エアコンが壊れていたのでシャワー後のクールダウンに時間がかかり、気が付けば空が明るくなりかけていました。
でも朝ご飯が付いているので、それなりの時間に起きなければなりません。





おはようございます。2017年6月20日(火)になりました。
宿で朝ご飯を頂いてチェックアウト。荷物を預かってもらいます。




日中のサッシは全く違う風景。

よ~く見ると、建物は全て石を積み上げたもの。風化が始まっているものも見受けられる。補修時に色に注意してもらいたいものだ。





対岸の洞窟まで谷を越えて行くつもりだったが、そこへの道が閉鎖になっていたので望遠レンズで一枚だけ。

頂上部に見える人たちはレンタカー利用で直接辿り着いたに違いない。





夜景との違いをご覧下さい。

どの建造物も岩も全て同じ色という景色。ある意味「派手」でんなぁ。





サンピエトロ・カヴェオーソ教会前には添乗員に連れられた白人の団体さんが集まって来ていました。

彼らの服装はやはり日本や韓国人観光客とは違う。アジア人観光客の中には「高校生の部活終わり?」みたいな姿の方もいれば、「これから近所の市場で買い物でっか?」みたいな、このイタリアの世界遺産に似つかわしくない服装の方が多過ぎます。

もう少しお洒落にしてみてはどうだろうか?









夜景撮影と全く同じ道を通って、全く同じ写真を撮ってみました。

因みに空に黒い点が写っていますが、これはセンサーのごみではなくて燕です。





これは街の中心地ヴィットリオ・ヴェネト広場横にある展望台で撮ったもの。





広場には装飾が設置してあるが、昨晩は点灯していなかったのか気付かなかった。






因みに、昨夕にここを荷物を転がして横切った。

リュックにもなるローラーが付いたバッグだが、スーツケースでなくて良かったかも。
スーツケースだと景色にそぐわない感じ。





Sassi は、やはりここから撮るのが一番かもね。





皆さん、こんな感じで撮ってはります。

そう言えば、どの写真にも写っている高い塔はまてら大聖堂に行ってなかった。





という事で、大聖堂までやって来ました。

ここもサッシと同じ色。





しかし、内部は素晴らしい装飾が成されていました。久しぶりに「色」を見た気分。

意外と人は少な目。皆さん、山を登るのが不得意なのか。そんなに高くないのに。





大聖堂から荷物を預けている宿までもGoogle地図のナビを使います。

大聖堂の裏道を下って行くと谷間が見え、そこから2つの教会を見下ろします。

さて16時11分発の電車でバーリ Bari に抜け、そこから別会社の鉄道で本日の宿泊地アルベロベッロに向かいます。




 
バーリまでの切符を買い階段を下るとホームがあります。

イタリアの私鉄はどんな感じなのでしょうか。












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