ラグーサ
Ragusa
 




2017年6月14日(水)、午前中に宿泊地だった Siracusa シラクサの観光を終え、道中のNOTO、MODICAに寄って撮影。やっと今晩の宿があるRagusa ラグーサに
着きました。

写真は泊った B&B Belvedere all'Idria の窓から見える景色。目の前にラグーサのシンボルでもあるサンタ・マリア・デリートリア教会が真正面に見える絶好の場所。
カルタジローネ焼きの青い陶器タイルが鐘楼頂上部を飾っている有名な教会。

Google地図が全く反応しなくなったので、手前の街モディカからの移動さえも遠回りになってしまいました。




 
前日の夜に通称ロスバゲ=荷物が空港のターンテーブルに出て来なかったのだが、翌朝の同社便で運ばれて来ていれば、荷物が宿に運ばれていると思っていたのですが、宿のオーナーに尋ねると答えはNO。

歯磨きも着替えもないので、宿の若オーナーに教えてもらった店に急いで来ました。大聖堂の真正面でしたが、何と到着と同時に閉店。
頼み込んだが、ダメと断られてしまった。

これで2夜連続、スッポンポンで寝る事が決定。流石に歯磨きはしたかったので、翌朝一番で歯ブラシと歯磨き粉を買いましたとさ。




 
この時点でイタリア人のいい加減さにうんざりしており、そんなムカつく気持ちで宿の直ぐ上に続くヘアピンカーブにやって来ました。

車は路駐して、早速マンフロットの卓上三脚を出して、リアルレゾリューションシステムを使った撮影を始めます。

ええ景色でんなぁ。




 
撮影場所を上部にあるサンタ・ルシア/サンタ・ヴェネランダ教会敷地内に移動したのですが、足元に植物が覆い茂っており断念。

再び同じ場所に戻っている内に真っ暗になってしまいました。

気が付けば22時前。急いでエンジンをかけて、宿下にある良さげなレストランに向かうも22時で閉店という事で断られてしまいます。




 
営業している店を探すと、旧市街のイブラ地域にはなさそうなので、新市街のスペリオーレを何度も往復します。

そう言えば、この街は旧市街と新市街に分かれており、何度も統合しては離れての繰り返しをしていました。
そのほぼ中心にあるサン・ジョバンニ・バティスタ大聖堂近辺は賑わっており、レストランもありました。

しかし、やはり田舎。22時30分の入店では遅すぎました。でもラッキー。そのすぐ横にあったサンドイッチ/バーガー店で美味そうなのを食べながら、ご覧の通りの大好物チェコ産ビール
である「ピルスナー・ウルケル」を3本立て続けに飲みました。

遅くまで営業してくれており助かりました。Rocky Panineria という店です。リンクを貼っておきます。名前の通り、メニューには映画ロッキーに因んだものが並んでいて、思わず吹き出しました。




 
念の為に大聖堂も撮っておきました。

宿に戻り、本当は冷やしておいたビールを飲みたいところですが、なんせ忙しい一日でしたので手元にありまへん。黙って洗濯をし、今晩もスッポンポンで寝ます。
荷物はいつ届くのでしょうか。




 
2017年6月15日(木)になりました。早速目の前の教会を撮ります。

泊ったB&Bはお勧めです。でも部屋が3室しかないので早い者勝ちです。




 
早速旧市街のイブラから攻めます。サン・ジョルジョ大聖堂です。
と言っても歯ブラシと歯磨き粉、それに洗濯石鹸など、行方不明のスーツケース内に入っているものを買い求めに来たのですが。




 
次に予め調べておいた見晴台に行ってみました。
当初は街から離れたホテルと思っていたのですが、現地に行ってみると様子が違います。

その建物は何と病院だったのです。患者さんやそのご家族、関係者の邪魔にならないように注意を払いながら駐車場にて撮らせてもらいました。




 
左を見ると新市街も見えていました。




 
さて車を使った撮影はこれ位にして、無料駐車場に車を入れてハイキングの準備です。これから歩いて旧市街イブラの撮影に出かけます。

イタリアに無料駐車場があるなんて期待していなかったので、ある意味感動です。




 
ハイキングスタイルで駐車場を出発し、旧市街に向かっています。今日もええ天気です。

あっそうそう、毎年の様に日焼け止めクリームを持ってきていなかったのですが、今年は流石に地中海沿岸を旅行するので、成田に向かう前のコンビニでかなり安く購入出来ました。




 
旧市街、通称イブラの入口にあるプルガトリオ教会の入口に立って、新市街スペリオール方面を撮っています。

右上にサンタマリア・デリートリア教会の鐘楼を入れて撮ってみました。




 
カメラを右に振って・・・





ついでにプルガトリオ教会の内部を撮っておきます。




 
さあ、それでは旧市街の中心に向かって登って行きます。その前にもう一枚撮っておきます。




 
街中には至る所にこの様な名所案内看板があり、徒歩で何分かかるかなども親切に表示してくれています。




 
上り坂を振り返って撮ります。






 
すると目の前にサン・ジョルジョ大聖堂が見えてきます。準望遠レンズと広角レンズの両方で撮っておきます。




 
しかし目指すは大聖堂ではなく、新市街が見渡せる大学校舎。

坂と階段を登ると背後に大聖堂がそびえ立っていました。




 
これが旧市街イブラの最も高い所にあるラグーサ大学の教室から見える新市街スペリオールです。

沢山の観光客が詰めかけているのかと思いきや、小生以外は誰もいません。
そりゃそうでしょ、パノラマが撮れると登り道の看板に書いてあっても、まさかそれが大学校舎の教室からだとは誰も気付きません。

小生は大学の事務室に入るなり、「チャオ!パラミーコー」と一発かまして入場。事務員さんたちも言葉が通じない謎の東洋人に、「この階段を上がって最上階に行ったら、教室の窓を開けて景色をご覧下さい」と身振り手振りで説明をしてくれました。

有難い事です。




 
窓をこの様な感じで開けて撮りました。この窓、本物の大学教室の窓です。

他の教室からはテノールの発声練習が聞こえており、思わず小生も真似てしまいました。




 
それではアップでご覧下さいませ。





さて目的の一つを達成したので、大聖堂に急ぎました。

サン・ジョルジョ大聖堂内へは横にある入口から入りましたので、先に教会内の撮影から始めました。ここも涼しいです。




 
明るい教会内は美しくデコレーションされており、皆さんが集って来たくなるたたずまいをしていました。




 
通常はステンドグラスが主流の左右壁には大きな絵画が展示してあります。






 
外観に比例した美しい内部でした。入場無料です。




 
熱々の戸外に出て、正面にやって来ました。

バロック造りなので、他の街の物に似ています。




 
大聖堂前広場を突っ切り、大聖堂を離れてから撮ります。

人もまばらで助かりました。




 
その末端にサン・ジョセッペ教会が鎮座しています。

その先に庭園があるのですが、この日もプラス2時間30分走ってアグリジェント、そしてそこから1時間30分走ってピアッツァアルメリーナまで行かねばなりません。
先を急ぐ事にしました。




 
その前、昼間の旧市街が見渡せる「例の場所」にやって来ました。

カーブ内側も外側も車を停められますので便利です。




 
昼間の景色もええ感じです。




 
その先にサンタマリア・デレスカーレ教会があり、そこから見る景色です。

しかし、大聖堂が殆ど写っておりません。




 
その教会への階段です。車は右手のスペースにちょっと拝借して停めちゃいました。

さあ後は突っ走るだけです。新市街を抜けて西へ向かいます。昨日反応しなかったGoogleマップはいつも通り動いており、昨日のトラブルは一体何だったんだ!




 
西方の街 Comiso コーミゾに下っていく途中の景色です。




 
さあ、後は古代遺跡で有名な Agrigento アグリジェントまで一般道を西進します。

2時間30分の旅です。












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