シラクサ
Siracusa
 



 
2017年6月13日(火)、ギリシャは地中海に浮かぶ島サントリーニを離れ、一路イタリアの首都ローマを目指します。搭乗したブエリング航空3315便はスペインのLCC機。

しかし、サントリーニ出発が約1時間も遅れ、ローマ空港での乗り継ぎ時間95分は「ほぼ無い」に等しい状態。
小生は走って次のフライトに間に合いましたが、なんと荷物が出て来ない。

サントリーニ空港チェックイン時に既に60分の遅れが分かっていたのなら、乗り継ぎ客の荷物にはプライオリティタグを付けるべきところでした。
フライトが遅れているという表示はありませんでしたので、荷物のプライオリティ・リクエストは出していませんでした。

やっぱり田舎の空港はレベルが低いです。今後は必ず遅れがないかを確認するべきだと思いました。





ローマからシチリア島へのフライトはブエリング航空6138便、CTAカターニア行き。

待てど暮らせど荷物は出て来ません。バッゲージクレームカウンターにて、シチリア島滞在の4泊分の宿バウチャーを全てコピーしてもらい、カメラバッグだけで上陸。
早速予約済みのAVISレンタカーカウンターに歩いて向かいます。

カターニア空港を後にし、一路シラクサに向かいます。時間は既に23時過ぎ。Googleマップのナビを使い、予約しておいたサントゥアリオ・ホテルにて遅いチェックイン。

直ぐに撮影に出動します。





まずは「アレトゥーザの泉」からです。オルティジャ島にありますが、橋が架かっているので車で行けます。

直ぐ横にバスやタクシー乗り場がありますが、もう24時を過ぎており誰もいません。適当にレンタカーを停めて泉に来ました。真水が湧き出ているそうです。その向こうには海が広がっていますが。

荷物が出て来なかった、通称ロスバゲに見舞われたので三脚も手元には無く。
しかし、小生もフォトグラファーの端くれ。カメラバッグにはマンフロットの小型卓上三脚を入れており、もれなくシチリア島の4泊はこの三脚を使います。

しかもリアルレゾリューションシステムを使います。





泉の側にある景色です。閉店直後のカフェを中心にしてリアルレゾリューションシステムで撮ります。

月齢19の月も一緒に。





泉を回り込んで、反対側から撮ります。

ホンマに誰もいません。

この後はビールを求めて街をドライブ。飲酒運転を避け、部屋呑みにしたいのですが、酒屋が見つかりません。すると自動販売機がありました。

周辺は一方通行ばかりなので、オルティジャ島をぐるっと回って販売機に戻る始末。ナビを切って、地理を身体に叩き込みます。





おはようございます。2017年6月14日(水)になりました。
この日はシラクサの撮影に続き、車を南西方向に走らせて、ラグーサという街に移動しますので、睡眠不足ではありますがやるしかありません。

ホテルから歩いて500メートル程の場所にあるネアポリス考古学公園から攻めます。
チケット売り場が大型観光バスの停まる駐車場の、そのまた奥に設置されており、駐車場には土産店が軒を連ねていました。

明らかに土産を買わせる目的です。でないと、あんな奥まった辺鄙な建物内にチケット売り場を設ける訳ありませんわ。イタリア人はやっぱり下手な商売するなぁ。

そしてやっと入場して、円形劇場に向かっております。ディオニュシオスの耳なんて呼ばれる耳の形をした洞窟入口は、右手建物の右下方にありますが、時間もないので素通りです。





トルコもギリシャも遺跡内に必ず円形劇場があるので、極自然に足が向いてしまいます。そして各々の違いを探してしまいます。

このギリシャ円形劇場は紀元前5世紀の物らしく、もう2500年オールドです。





残念ながら、かなりの傷み具合です。仕方なく、大半が木で密閉されています。





人気の観光名所なので訪れる人が多すぎたのでしょうね。
小生なら、内部に人を入れないですね。壊れるだけですからね。

2500年前の物を現代人が削ってしまうのは勿体ないですよね。





円形劇場の上に、洞窟が点在しています。
内部はどう考えても住居の役目を果たしている様にしか見えませんでした。





その並びに天然の冷房を備える滝があります。





かなり暑いので、ここでクールダウンする方が入れ替わりでやって来ます。





右上部には海も写っており、右手の森が無かったとしたら、当時は劇場から海も見えていたのでしょう。





紀元前5世紀、ごせいき・・・・・・・・・

もっと厳重に保管するべきとちゃうかなぁ。





道を戻り、またもや円形の物体に当たります。縦長のラグビーボールみたいな形です。





説明文を読んでいると、どうもリング、早い話、闘技場らしいです。

ローマのコロッセオをめっちゃ小さくした感じ。アソコも、地下から登場出来るように床下に空間がありましたね。2300年前から、今と同じ登場の仕方やったんですね。

白人グループが添乗員から説明を受けており、ほぼ占領されていました。





こんな感じで。





反対側に来ました。コロッセオとの違いは明らかです。





そろそろ次の街に行こうとホテルに戻り、移動しようとおもった矢先。
どうも勉強不足で、この街は1泊でも足りない規模である事が分かってきます。

しかし、今日はあと3つの街に寄りますので、オルティジャ島だけぐるっと車を走らせてみました。





すると、やはり車を停めてじっくりと歩いて撮影するべき対象が山ほどある事が分かってきます。完全にノーマークでした。





かと言って、道路脇に車を停めるスペースもありません。Pマークを見つけるも、街から遠くて断念。





仕方なく、道幅が広い所に二重駐車して、カメラを持ち出して2分ほどの撮影を楽しみました。

地中海も美しい。





次回はここにもう少し滞在するべきだと悟り、進路を南西方向に向けました。

再度Googleマップのナビ機能を使います。次の街はNOTO。道中にある小さな街です。












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